{[speechBalloon]}
期間限定・通年キャンペーン10-15%OFF

モル濃度からの質量計算

弊社のモル濃度計算ツールにより、必要なモル濃度と溶液量をもつ溶液の調製に必要な化合物質量を簡単に計算できます。実験に必要な多様な液量・濃度の保存溶液や標準希釈溶液の準備に便利です。
モル濃度計算 モル濃度/質量計算のミニ講座
計算設定
g/mol
計算結果
必要となる化合物質量: {[ result.mass ]}

分子量について

モル質量(分子量とも呼ばれる)は、物質の質量を、それに含まれる分子または原子の数に対して相対的に定義したものであり、モル単位で測定されます。物質のモル質量は、自然界に存在する同位体の加重平均として計算され、g/molで表されます。化学において、モルとは、アボガドロ数(6.02214076 × 10²³)個の成分(原子や分子など)を含む特定の量の物質を指します。言い換えると、ある物質の 1 モル(6.02214076 × 10²³ 分子)の質量は、その分子量をグラム単位で表したものと等しくなります。以下に、メタンの分子量の計算例を示します。

Chemical structure of methane and example calculation of its molecular weight

図1. メタンの化学構造式と分子量の計算例。

モル濃度からの質量計算

モル濃度は、溶媒1リットルあたりに溶けている溶質のモル数で表され、単位は mol/L(M)です。1モルの溶質を1リットルの溶媒に溶かすと、1 M(1モル濃度)の溶液 になります。実験室では、高濃度の保存溶液を調製し、それを希釈して目的濃度の標準希釈溶液を調製することがよく行われています。目的のモル濃度と溶液量の溶液を調製するために必要な溶質の質量(g)を以下に示す式で計算できます。

必要となる質量 (g) = 分子量 (g/mol) x 目的モル濃度 (mol/L) x 目的溶液量 (L)

図2. 化合物の分子量、目的モル濃度、最終溶液量から溶液調製に必要となる化合物質量を求める計算式。

保存溶液の準備

保存溶液とは、高濃度(高モル濃度)の溶液のことで、実験室での時間、資源、スペースを節約するために調製されます。これを目的濃度に希釈して標準希釈溶液を調製し、多様な実験用途に使用します。多くの場合、保存溶液は特定のpHに調整する必要があります。従って、保存溶液を正確に調製したい場合は、pH測定を含む一般的なプロトコールを遵守することが重要となります。

まず、弊社のモル濃度計算ツールを使い、必要な化合物質量を計算し、清潔なフラスコ、ビーカー、ボトルに入れます。次に、全体量の70~80%の溶媒をゆっくり加え、磁気スターラーや手動で攪拌します。化合物が溶けたら、pHメーターを使って最適なpHに調整してください。pH調整後、最終溶液量となるように溶媒を追加してください。

標準希釈溶液を調製するのに必要となる保存溶液量を計算するには、弊社の希釈計算ツールをご利用ください。

マイベクターをデザインする