HiExpress™ Luciferase mRNA
VectorBuilderのHiExpress™ ルシフェラーゼ IVT mRNAは、目的に応じて修飾ヌクレオチド(N1-Methylpseudouridine, m1Ψ)の有り/無しを選択でき、配列を最適化し、in vitroおよびin vivoで高い発現が得られることが検証実験で確認されています。
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HiExpress™ Firefly Luciferase IVT mRNA
HiExpress™ Gaussia Luciferase IVT mRNA
185アミノ酸からなる単量体のGaussiaルシフェラーゼは低い発現量でも非常に高感度に検出ができる化学発光レポーターです。他のルシフェラーゼ(ホタルルシフェラーゼなど)とは異なり、分泌型レポーターのため、細胞を溶解することなく活性の検出ができ、そのためリアルタイムの活性測定や経時測定に有効です。また細胞を溶解しないため、これらの細胞をダウンストリーム実験に使用することが可能になります。Gaussiaルシフェラーゼは複数のジスルフィド結合によって非常に安定な構造を持つため、高温条件や特定の化学物質の存在下での活性測定にも威力を発揮します。
実験による検証
- HiExpress™ Firefly Luciferase mRNA
- HiExpress™ Gaussia Luciferase mRNA
図 1. Luciferase IVT mRNA発現の in vitro と in vivoでの検証。(A)HiExpressTM fireflyルシフェラーゼmRNAとその他のルシフェラーゼmRNAのHEK293T細胞における発現比較。細胞は12ウエルプレートで培養され、各ウエル当たり0.5ug mRNAをトランスフェクションした。ルシフェラーゼ活性は6,24,48,72時間後に測定した。(B)成体C57BL/6マウスに30ug mRNAを筋肉注射し、6,24,48時間後にルシフェラーゼ活性を測定した。Fluc WT:野生型Fireflyルシフェラーゼ。Fluc WT(co):コドン最適化済野生型Fireflyルシフェラーゼ。Fluc2:Luc2 Fireflyルシフェラーゼ
図 2. HEK293細胞を12ウェルプレートに撒き、1ウェルあたり1 ugの野生型Gluc、競合他社のGluc、またはHiExpressTM Gluc IVT mRNAをトランスフェクションした。トランスフェクション後、6、24、48、72時間で培養液20 ulを採取し、ガウシア ルシフェラーゼ活性を定量した。RLU:relative light unit (発光量)